毎日のメールチェックと情報整理、手作業でやっていませんか?重要なメールを見落としたり、必要な情報を探すのに時間がかかったり…そんな悩みを抱えている方、必見です!
この記事では、Gmailに届いた特定のメールを自動的にNotionデータベースに保存する方法を3つのレベルに分けて解説します。ノーコードツールを使った簡単な方法から、プログラミングでより柔軟にカスタマイズする方法まで、自分に合った方法を選んで、メール管理を劇的に効率化しましょう!
今回作成する自動化の全体像
graph TD A[Gmailに特定のメールが届く] --> B{Makeを使う?} B -- Yes --> C[Makeでフローを作成] C --> D[Notionに保存] B -- No --> E{GASを使う?} E -- Yes --> F[GASでスクリプトを作成] F --> D E -- No --> G[Python/Node.jsを使う] G --> H[スクリプトを作成] H --> D
ステップ0:事前準備
- Googleアカウント(GmailとGoogle Apps Script/Make連携で使用)
- Notionアカウント
- メール情報を保存するNotionデータベース(事前に作成、必要なプロパティを設定)
- Make(旧Integromat)アカウント(方法Aの場合)
- Google Apps Script (GAS) が利用可能な環境(方法Bの場合)
- PythonまたはNode.jsの開発環境(方法Cの場合。ある程度のプログラミングスキルが必要)
ステップ・バイ・ステップ構築ガイド
Step1:方法A:Make(旧Integromat) を使う(ノーコード)
最も簡単な方法です。Makeのドラッグ&ドロップインターフェースで視覚的に設定できます。
- Makeにログインし、新しいシナリオを作成します。
- 「Gmail」モジュールを検索し、「Watch Emails」モジュールを追加。監視対象のGmailラベル/フォルダ、認証を設定します。
- メールの件名、送信者、受信日時、本文などを抽出します。正規表現も使えます。
- 「Notion」モジュールを検索し、「Create a Database Item」を追加。Notion APIキー、データベースIDを入力します。
- Gmailから抽出した情報をNotionの各プロパティにマッピングします。
- シナリオを実行し、Notionへの保存を確認。必要に応じて修正します。
Step2:方法B:Google Apps Script (GAS) を使う(ローコード)
ある程度のコード記述が必要ですが、Makeより柔軟なカスタマイズが可能です。
- スプレッドシートを開き、「ツール」>「スクリプトエディタ」で新しいプロジェクトを作成します。
- GCPでGmail APIとNotion APIを有効化し、認証情報を取得。スクリプトに必要なライブラリをインポートします。
- GASでGmail/Notion APIへの認証コードを記述(OAuth2.0を使用)。
- 特定ラベル/検索クエリに一致するメールを取得する関数を作成。
- 取得したメール情報をNotionデータベースに追加する関数を作成。
- タイムドリブン型のトリガーを設定(例:1時間毎)。
- コードを実行し、デバッグ/修正します。
function saveEmailToNotion() {
// Gmailからメールを取得
// ...
// Notionデータベースにメール情報を追加
// ...
}
Step3:方法C:Python/Node.jsとAPIを直接利用する(プログラミング)
最も柔軟な方法ですが、プログラミングスキルが必要です。
- Python/Node.jsの開発環境を準備し、必要なライブラリをインストール(例: `google-api-python-client`, `notion-client`)。
- Gmail/Notion APIの認証を行い、APIキーを取得。
- Gmail APIで指定条件のメールを取得。
- 取得データをNotionデータベースに合う形式に変換。
- Notion APIでNotionデータベースにデータを送信。
- cronジョブなどでスクリプトを定期実行。クラウド関数も有効です。
まとめ:自動化で生まれた時間を、もっと創造的な仕事に
GmailとNotionの連携で、メール管理の手間を大幅に削減できるようになりました!空いた時間で、さらにビジネスを成長させる戦略を練ったり、新しいサービスを開発したりと、創造的な仕事に集中しましょう。次は、他の業務の自動化にも挑戦してみませんか?
免責事項:本記事で紹介している手順やコードは、執筆時点での情報に基づいています。各サービスの仕様変更により、同様の手順で動作しない可能性があります。また、本チュートリアルの実行によって生じたいかなる損害についても、当方は一切の責任を負いかねます。ご自身の責任において、バックアップを取るなどの対策の上、実行してください。