毎日の問い合わせ対応、手作業で返信していませんか?貴重な時間が定型業務に奪われるのはもったいない!この週末、たった30分で『問い合わせ自動返信システム』を自分で作ってみませんか?プログラミング経験は一切不要!この記事では、Googleフォームに回答があった瞬間に自動で返信メールを送る方法を3つのレベルに分けて解説します。自分に合った方法を選んで、ビジネスをもっと効率化しましょう!
今回作成する自動化の全体像
graph TD; A[ユーザーがフォームに入力] --> B((Googleフォームが受信)); B --> C{{スプレッドシートに記録}}; C --> D[自動返信メールを送信];
ステップ0:事前準備
- Googleアカウント (Gmailアドレスを含む)
- 作成済みのGoogleフォーム (または新規作成)
- Googleスプレッドシート (フォームの回答を記録するため。自動作成も可能)
- 基本的なコンピュータ操作スキル
ステップ・バイ・ステップ構築ガイド
Step1:Googleフォーム標準機能を使う(超簡単!5分で設定完了)
最も簡単な方法です。コードは一切不要!ただし、カスタマイズ性は低いです。
- Googleフォームを開き、右上の「設定」アイコンをクリックします。
- 「回答」タブを開き、「メールアドレスを収集する」を「確認済み」または「回答者からの入力」に設定します。「回答のコピーを回答者に送信する」にチェックを入れ、「常に表示」または「リクエストされた場合」を選択します。
- 「保存」をクリックします。設定完了!
Step2:アドオン(拡張機能)を利用する(もっと便利に!カスタマイズもできる!)
もう少しカスタマイズしたい場合は、アドオンが便利です。様々なアドオンがあるので、自分に合ったものを選びましょう。
- Google Workspace Marketplaceを開き、「Email Notifications for Google Forms」などの自動返信機能を持つアドオンを探し、インストールします。
- インストールしたアドオンの設定画面で、送信元メールアドレス、件名、本文などをカスタマイズします。テンプレート機能があれば活用しましょう。
- アドオンによっては、回答送信時に自動的にメールが送信されるようにトリガーを設定する必要があります。手順はアドオンによって異なりますので、各アドオンの説明を確認してください。
Step3:Google Apps Script (GAS) を使う(上級者向け!究極の柔軟性!)
GASを使えば、どんな自動返信も思いのまま!プログラミングに抵抗がなければ、挑戦してみましょう。コピペでOKです!
- Googleフォームの「回答」タブで「スプレッドシートにリンク」をクリックし、新しいスプレッドシートを作成するか、既存のスプレッドシートを選択します。
- Googleフォームの「その他」>「スクリプトエディタ」を選択します。
- 以下のコードをコピーして、スクリプトエディタに貼り付けます。
function onFormSubmit(e) {
// フォームの回答データを取得
const response = e.response;
const itemResponses = response.getItemResponses();
// 回答データから必要な情報を取り出す (フォームの質問項目名に合わせて変更)
const emailAddress = itemResponses.find(item => item.getItem().getTitle() === 'メールアドレス').getResponse();
const userName = itemResponses.find(item => item.getItem().getTitle() === 'お名前').getResponse();
// メール送信設定
const subject = 'Googleフォームからの自動返信';
const body = `こんにちは、${userName}様\n\nこの度はGoogleフォームにご回答いただきありがとうございます。\n\n以下に、ご回答いただいた内容をまとめました。\n\nメールアドレス:${emailAddress}\n今後ともよろしくお願いします。`;
// メール送信
MailApp.sendEmail({
to: emailAddress,
subject: subject,
body: body,
replyTo: 'あなたのメールアドレス' // 返信先アドレスを設定
});
}
- スクリプトエディタの「トリガー」メニュー(時計アイコン)をクリックし、「+トリガーを追加」ボタンをクリックします。
- 「関数を選択」で「onFormSubmit」を選択し、「イベントのソース」で「フォームから」、「イベントのタイプ」で「フォームの送信時に」を選択し、「保存」をクリックします。
- 初回実行時に権限を求められるので、許可してください。
これで設定完了です!
まとめ:自動化で生まれた時間を、もっと創造的な仕事に
Googleフォームの自動返信機能、いかがでしたか? ほんの少しの手間で、貴重な時間を大幅に節約できます。自動化で生まれた時間を、あなたのビジネスを成長させる創造的な仕事に使いましょう!次は、他の定型業務の自動化にも挑戦してみませんか?
免責事項:本記事で紹介している手順やコードは、執筆時点での情報に基づいています。各サービスの仕様変更により、同様の手順で動作しない可能性があります。また、本チュートリアルの実行によって生じたいかなる損害についても、当方は一切の責任を負いかねます。ご自身の責任において、バックアップを取るなどの対策の上、実行してください。