毎日のInstagramチェック、手作業でやっていませんか?
特定のハッシュタグを追いかけて、競合分析やトレンド調査をしたいけど、時間がかかりすぎていませんか?
このチュートリアルでは、Google Apps Script(GAS)を使って、Instagramの特定ハッシュタグが付いた投稿情報をGoogleスプレッドシートに自動的に記録する方法を、ステップ・バイ・ステップで解説します。
プログラミング経験がなくても、コピペで簡単に実装できるので、ぜひチャレンジしてみてください!
今回作成する自動化の全体像
graph TD A[Instagramの特定ハッシュタグ付き投稿] --> B{ハッシュタグを含む投稿を検知} B -- YES --> C[投稿情報を取得(URL, キャプション, 投稿日時, いいね数, コメント数)] C --> D[Googleスプレッドシートに記録] B -- NO --> E[待機] E --> B
ステップ0:事前準備
- Googleアカウント
- Instagramアカウント
- Google Chrome ブラウザ (推奨)
- 基本的なプログラミング知識(特にJavaScript)があると、スクリプトの修正に役立ちます
ステップ・バイ・ステップ構築ガイド
Step1:Google Apps Script の準備
- Googleスプレッドシートを開きます。
- メニューバーから「ツール」>「スクリプトエディタ」を選択します。
- 新しいスクリプトファイルが作成されます。
Step2:スクリプトの記述
- 以下のコードをスクリプトエディタにコピー&ペーストします。
function collectInstagramPosts() {
// 1. 設定値
const hashtag = "#your_hashtag"; // 監視するハッシュタグを指定 (例: #業務効率化)
const spreadsheetId = "YOUR_SPREADSHEET_ID"; // スプレッドシートのIDを指定
const sheetName = "Sheet1"; // データを記録するシート名
// 2. Instagramからデータを取得 (この部分はダミーデータです。実際の取得方法を別途実装する必要があります)
const posts = getInstagramPosts(hashtag);
// 3. データをスプレッドシートに書き込む
const ss = SpreadsheetApp.openById(spreadsheetId);
const sheet = ss.getSheetByName(sheetName);
sheet.clearContents(); // 既存のデータをクリア
posts.forEach(post => {
sheet.appendRow([post.url, post.caption, post.timestamp, post.likes, post.comments]);
});
}
// ※ 以下はダミー関数です。Instagramからデータを取得する処理をここに実装します。
function getInstagramPosts(hashtag) {
// TODO: ここにInstagramからデータを取得する処理を実装。
// 非公式API、Webスクレイピング、またはInstagram Basic Display APIの使用を検討してください。
return [
{url: "https://www.instagram.com/p/example1", caption: "Example Caption 1", timestamp: new Date(), likes: 100, comments: 20},
{url: "https://www.instagram.com/p/example2", caption: "Example Caption 2", timestamp: new Date(), likes: 50, comments: 10}
];
}
hashtag
、spreadsheetId
、sheetName
を自分の環境に合わせて変更します。getInstagramPosts
関数内に、Instagram からデータを取得する処理を実装します。(この部分の実装方法は、Instagram APIの利用規約と制限事項を必ず確認し、適切な方法を選択してください。)
Step3:トリガーの設定
- スクリプトエディタで、「編集」>「現在のプロジェクトのトリガー」を選択します。
- 「トリガーを追加」をクリックします。
- 以下の設定を行います。
- 関数を選択: collectInstagramPosts
- イベントのソースを選択: 時間主導型
- 時間ベースのトリガーを選択: 毎日/毎時間など、希望の頻度を選択します。
- 「保存」をクリックします。
まとめ:自動化で生まれた時間を、もっと創造的な仕事に
これで、Instagramのハッシュタグ投稿を自動でスプレッドシートに記録する仕組みが完成しました!
手作業でデータ収集していた時間を大幅に削減し、分析や考察に集中できるようになります。
次は、取得したデータを元に、自動でレポートを作成する仕組みにも挑戦してみませんか?
免責事項:本記事で紹介している手順やコードは、執筆時点での情報に基づいています。各サービスの仕様変更により、同様の手順で動作しない可能性があります。また、本チュートリアルの実行によって生じたいかなる損害についても、当方は一切の責任を負いかねます。ご自身の責任において、バックアップを取るなどの対策の上、実行してください。